スポーツ障害

障害に対して、どのように評価し施術するか

私は、少年柔道の指導をしている。

練習が終わると
足が痛い。肩が痛い。腰が痛い。
または、怪我をした。捻挫をした。など

生徒が寄ってくる。笑

大したことなくても、すぐに痛いという子もいれば 我慢して我慢して 耐えきれずに痛みを訴える子もいる。

昨日の1人目。
肘関節を曲げても伸ばしても痛いという。
実際、伸ばすのは 直ぐに痛みが取れた。
原因は、上腕二頭筋であり 肩関節付近で痛みが出ていた。 恐らく、右釣り手を使う際に 上腕二頭筋に頼りすぎているのだ。 生徒には腕で引き寄せるのではなく、背中(広背筋)で引っ張るんだと教えた。 痛みが取れても、予防・対策をしないとぶり返す。

2人目。
慢性腰痛。小さな体の頑張り屋さん。
腰痛が酷くなると接骨院に行くようだが、単なるマッサージで気持ち良いだけのようだ。
どうしても我慢できなくなると、先生〜、腰痛い〜 と寄ってくる。 体幹背屈で痛みが出る。
私と良く似ていて、立っているだけでも痛みが出てくるタイプだ。 実際、腰部と臀部の緊張を取ると痛みが消失。 接骨院では、しばらく練習を休むように言われるらしいが  練習しながらケアすべきだと私は思う。

3人目。
膝関節の痛み。技に入った時だけ痛みが出るという。この生徒は以前に腰痛を訴えていて、臀部の硬結が原因だった子。 しっかり見ると、膝が悪いというより 技に入った時の足関節が内返しになっている。 要は、踏ん張れない足なのに相手を投げていることになる。 そりゃあ、膝にくるやろし股関節にもくるやろう。 その原因を直すことが大切だと説明した。

頑張る子供たちは、スポーツ障害も起きる。
しかし、何でも「安静」にすれば良いというのは間違っていると思う。

また、現代の子供たちは 面白い家庭ゲーム機がたくさんあったり、便利な機器が たくさんあるけれど  それ以上に外に出て虫取りをしたり、野原を駆け回ったり 少しくらいヤンチャなことをしても良いと思う。 それが運動能力になり、身体も丈夫になる。適度な運動になり、ストレッチにもなる。